猫の健康や餌選びに関する最新情報をお届けします




「うちの子、食べてる量は少ないのに、なぜか太るんです」 「ダイエット用フードをあげているのに、全然痩せません」もしあなたがそう悩んでいるなら、犯人は**「隠された数値」**にあります。キャットフードのパッケージ裏面を見てください。「タンパク質」「脂質」「繊維」「灰分」「水分」。 ……何か足りないと思いませんか?そう、三大栄養素の一つである「糖質」の表記がありません。 実は、ペットフードの表示ルール...

猫と暮らしていると、愛猫が突然「ゲーッ、ゲーッ」と苦しそうに吐く姿に遭遇し、ドキッとすることがあります。 「さっき食べたばかりなのに、なぜ?」 「病気なの? それともフードが悪いの?」猫は体の構造上、人間よりも「吐きやすい」動物ですが、だからといって「吐くのが当たり前」と考えてはいけません。 その嘔吐、もしかしたら**「フードの選び方」や「与え方」を変えるだけで解決できる**かもしれません。この記...

愛猫が動物病院で特定の病気(腎臓病、尿路結石、アレルギーなど)と診断された時、獣医師から「療法食(りょうほうしょく)」に切り替えるよう指示されることがあります。「療法食って、普通のフードと何が違うの?」 「病気が治ったら、やめてもいいの?」 「健康なうちから予防のために与えてもいい?」療法食は、その名の通り「食事療法」のための特別なご飯であり、飼い主の自己判断で「なんとなく」与えることは、時に愛猫...

キャットフードを選んでいると、必ずこの疑問にぶつかります。 「1kg 800円のフードと、1kg 3,000円のフード。何が違うの?」 「高いフードは安心な気がするけど、続けられない…」 「安くても『総合栄養食』なら、どれも同じじゃないの?」フードアドバイザーとして、まず結論から申し上げます。 「価格と品質は、ある程度まで比例しますが、高ければ最高とは限りません。しかし、安すぎるものには明確な理由...

室内飼いの猫にとって、「肥満」は最も身近な病気の一つです。 特に避妊・去勢手術を終えた成猫は、代謝が落ちて太りやすくなります。「ちょっとぽっちゃりしてる方が可愛い」 そう思うかもしれませんが、肥満は関節炎、糖尿病、心臓病など、様々な病気のリスクを確実に高めます。「じゃあ、明日からご飯の量を減らそう!」 そう考えた飼い主さま、どうか待ってください。 自己流で、今あげているフードの「量だけを減らす」の...

猫と暮らす飼い主さまが、避けては通れない病気。それが「慢性腎臓病(CKD)」です。 7歳を過ぎた頃からリスクは高まり、15歳以上の猫の3匹に1匹、あるいはそれ以上が発症すると言われています。腎臓は一度機能が失われると、二度と元に戻りません。 だからこそ、腎臓病は「**発症してから」ではなく、「発症する前から(特にシニア期に入ったら)」**いかに進行を遅らせるか、という「管理」がすべてです。そして、...

当サイトのデータベースを駆使し、愛猫の年齢、健康状態、アレルギーに完璧にマッチしたフードを見つけたとします。 「高タンパク・低リン・グレインフリー!これぞ理想のフードだ!」しかし、意気揚々と差し出したそのフードを、愛猫が「プイッ」と横を向いて食べなかったら…? フード選びの最後の壁、それが「嗜好性(食いつき)」です。成分がどれほど完璧でも、猫が食べてくれなければ健康は維持できません。 この記事では...

フード選びの「答え合わせ」は、愛猫の「うんち」で行う。 これは、以前の記事(記事5/10)でもお伝えした、最も重要な判断基準です。良いフード: 消化吸収が良く、適度な硬さで、ニオイも強すぎない「理想のうんち」が出る。合わないフード: 消化不良で下痢になったり、繊維質が多すぎて便秘になったりする。しかし、「理想のうんち」を手に入れても、まだ問題が残ることがあります。 「うんちは良いけど、ニオイが気に...

猫の飼い主さまが直面する最も一般的な病気の一つ、それが「F.L.U.T.D.(猫下部尿路疾患)」です。 血尿、頻尿、トイレに何度も行くのにオシッコが出ない…こうした症状は、膀胱炎や、恐ろしい「尿路結石」のサインかもしれません。尿路結石は、尿の中のミネラル成分が結晶化し、「石」になってしまう病気です。 この発症に、毎日食べる「フードのミネラルバランス」が深く関わっています。この記事では、おしっこトラ...